2007年 02月 20日
ゲートキーパー法案上程を指図しているのはFATFだが,ATM送金を10万円以下に制限したのもFATFの指示
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以下は大津留公彦さんのブログに書き込みしたコメントの転載である(一部加筆あり).大津留さんは,何ヶ月か前に私が例の「予算委員会の女王カッシーニ」の件で失敗したことをまだ覚えていて,チクリと突いてきた.曰く,『これらが皆川朋枝は男ではないかという記事と同じようにガセネタであればいいのだが。。。。』 私はこの記事には自信がある.取り上げたトピックは読売新聞の一面のトップ記事を拾ったものだから,ネタでありようはずがない.あんこの部分はネット上で公開されているビデオの紹介で仮にそのビデオそのものがガセネタであったとしても私は免責される(911がインサイド・ジョブであることについては確信を持っている).問題になる箇所があるとすれば,最後のオチとして『つい最近ATMの送金金額上限が10万円になった背景にはアメリカの圧力があったことが明らかになっている.』と述べている部分だ.確かに私はどこかで「アメリカの圧力があった」ということを読んでいるのだが,どこで見たのかさっぱり想い出すことができない.
←ご協力お願いします!
焦ってソースを探しまくったのだが,このとき私は初めてFATFという国際機関の存在を知った.FATFというのはマネーロンダリングの防止などの目的でOECDに置かれた国際機関である.それが今論議を呼んでいる「ゲートキーパー法」にまで直接関係していると知って腰を抜かしてしまった.ゲートキーパー法とは,マネー・ローンダリング対策やテロ資金対策を目的とした「犯罪による収益の移転防止に関する法律案」だが,テロ対策を口実に警察が公認会計士事務所や税理士事務所に「裁判所の令状なしで」立入調査できるという恐るべき超法規的立法である.情報流通促進計画のヤメ蚊さんの言い草では「テロ対策を口実に、警察が国民にテロをしかけているというほかない!!」という代物だ.山梨弁護士会からは会長名で反対声明が出ている.FATFとはなにものか?それが問題だ.
【元記事】大津留公彦のブログ2:このビデオを視ただけであなたは10年間牢獄入り
ブログのご紹介ありがとうございます.
いやーもう皆さんとっくに忘れてくれたかと思ってましたが...
>これらが皆川朋枝は男ではないかという記事と同じようにガセネタであればいいのだが。。。。
ご不審ごもっともです.私もソースを探しまくってみましたが,(現物は)見付かりません.
ATMの振込み制限が実施されたのは1月4日です.このことは去年の年末辺りからアナウンスされていたようですが,「本人確認法」の施行令の改訂は2006年9月22日に実施されています.所管は金融庁です.
私が最初にこれを知ったのはATMを操作する際に読んだ銀行の張り紙か何かだと思いますが,そこで「何でそんなつまらないことをやるのだろう」という素朴な疑問を抱いていたところその改訂の経緯を示唆するような記事に出会ったという流れなので,多分時期的には12月下旬~1月初旬辺りではないかと思います.私はこの時期外部からの情報をほぼ完全に遮断して生活してましたので,(情報源の)可能性としては2つしかありません.
一つは日経ビジネスオンライン[メール・マガジン]でもう一つは読売新聞(朝刊)[個別配達]です.両方を遡って精査してみました.12月26日発行の日経ビジネスオンラインには「金融機関窓口で現金振り込みの本人確認強化、ATMでの限度額は10万円に(2007年1月4日)」という記事がありました.ただしこの記事は有料会員でないと読めません.(後から有料に変更された可能性はある)
読売には1月4日2面に「ATMきょうから振込み制限」という囲み記事がありました.このコラムでは「ルール変更は,テロ資金の封じ込めやマネーロンダリング(資金洗浄)の防止を狙い,本人確認法の施行令が改正されたため」と説明されています.
これ以上遡及できないので,別の情報をネットで探してみました.基本的には金融庁のサイト http://www.fsa.go.jp/access/18/200610b.html で公表されている通り,FATF(Financial Action Task Force on Money Laundering:金融活動作業部会)の2001年の勧告に従ったものです.
この勧告では「2006年末までにFATF参加国に対し、1,000米ドル又は1,000ユーロを超える電信送金について、本人確認の強化等を求める。」ということになっているので,日本政府はこのタイムテーブルにぎりぎり間に合う形で法制を整えたということになります.([政府はできる限り]外圧に抵抗[サボタージュ]した?)
外務省の説明によると,「FATF(Financial Action Task Force on Money Laundering)は、1989年のG7アルシュ・サミットにおいて、マネーロンダリング対策の推進を目的に招集された国際的な枠組みであり、現在では、マネーロンダリングに加え、テロ資金供与に関する国際的な対策と協力の推進にも指導的な役割を果たしている。活動期間は累次にわたり延長されてきており、2004年2月に開催された全体会合において、2012年まで延長された。事務局は、OECD内に置かれている。」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/m_laundering/fatf.html
FATFという国際機関は余り知られてませんが(私もまったく知りませんでした)IMFや世界銀行などと並ぶ[国際金融支配層による]新世界秩序構築の一翼を担う重要な機関であることが次第に明らかになってくるものと思われます.この措置が「本人確認法」という法令に基づくことからも明らかなように,この延長線上にはすべての市民に生体認証を義務付けるなどのことが予定されていると考えて間違いありません.
FATFが非常に筋の悪い機関であるという私の直感は当たったようだ.早速訪問者がやってきた.前に(2006/5)自転車を盗まれたことがあったが,ログをひっくり返してみるとその数日前に変な男が尋ねてきたという記録がある.一部引用してみよう.
...数日前の午後,「布団の丸洗いサービス」の営業を名乗る薄気味の悪い男が私の部屋を訊ねてきた.私より背が低くずず黒い不健康そうな顔をしていた.どこが薄気味悪いかということは説明し辛いが,ともかくこれは私の直感である.話の内容もさっぱりセールストークになっていない,訳の分からない説明がダラダラと続く.適当に切り上げて男が立ち去った後,窓から見下ろすと小型のワンボックスカーが走り去るのが見えた...
今回もまったく同じタイプの男だ.同一人物ではないと思うがやはりずず黒い顔色をしていた.「廃品回収に来た」と名乗ったが,こちらの顔を見るか見ないかで「棉なんてないですよね,ありませんよね」と分からないことを口走りながらそそくさと退散した,古新聞なら目の前に山のように積まれていたのだが,そちらには目もくれず...ところで自転車の後にも2度盗難にあっている.2度目はポーチ,3度目は財布だ.3度目のときはさすがに警察に届けた.このときの話は抜群おもしろいので書きたかったが,思うところがあって伏せている.いずれにせよ,この件はこれまでで一番リスクが高そうなつまりヤバそうな気配がある.
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焦ってソースを探しまくったのだが,このとき私は初めてFATFという国際機関の存在を知った.FATFというのはマネーロンダリングの防止などの目的でOECDに置かれた国際機関である.それが今論議を呼んでいる「ゲートキーパー法」にまで直接関係していると知って腰を抜かしてしまった.ゲートキーパー法とは,マネー・ローンダリング対策やテロ資金対策を目的とした「犯罪による収益の移転防止に関する法律案」だが,テロ対策を口実に警察が公認会計士事務所や税理士事務所に「裁判所の令状なしで」立入調査できるという恐るべき超法規的立法である.情報流通促進計画のヤメ蚊さんの言い草では「テロ対策を口実に、警察が国民にテロをしかけているというほかない!!」という代物だ.山梨弁護士会からは会長名で反対声明が出ている.FATFとはなにものか?それが問題だ.
【元記事】大津留公彦のブログ2:このビデオを視ただけであなたは10年間牢獄入り
ブログのご紹介ありがとうございます.
いやーもう皆さんとっくに忘れてくれたかと思ってましたが...
>これらが皆川朋枝は男ではないかという記事と同じようにガセネタであればいいのだが。。。。
ご不審ごもっともです.私もソースを探しまくってみましたが,(現物は)見付かりません.
ATMの振込み制限が実施されたのは1月4日です.このことは去年の年末辺りからアナウンスされていたようですが,「本人確認法」の施行令の改訂は2006年9月22日に実施されています.所管は金融庁です.
私が最初にこれを知ったのはATMを操作する際に読んだ銀行の張り紙か何かだと思いますが,そこで「何でそんなつまらないことをやるのだろう」という素朴な疑問を抱いていたところその改訂の経緯を示唆するような記事に出会ったという流れなので,多分時期的には12月下旬~1月初旬辺りではないかと思います.私はこの時期外部からの情報をほぼ完全に遮断して生活してましたので,(情報源の)可能性としては2つしかありません.
一つは日経ビジネスオンライン[メール・マガジン]でもう一つは読売新聞(朝刊)[個別配達]です.両方を遡って精査してみました.12月26日発行の日経ビジネスオンラインには「金融機関窓口で現金振り込みの本人確認強化、ATMでの限度額は10万円に(2007年1月4日)」という記事がありました.ただしこの記事は有料会員でないと読めません.(後から有料に変更された可能性はある)
読売には1月4日2面に「ATMきょうから振込み制限」という囲み記事がありました.このコラムでは「ルール変更は,テロ資金の封じ込めやマネーロンダリング(資金洗浄)の防止を狙い,本人確認法の施行令が改正されたため」と説明されています.
これ以上遡及できないので,別の情報をネットで探してみました.基本的には金融庁のサイト http://www.fsa.go.jp/access/18/200610b.html で公表されている通り,FATF(Financial Action Task Force on Money Laundering:金融活動作業部会)の2001年の勧告に従ったものです.
この勧告では「2006年末までにFATF参加国に対し、1,000米ドル又は1,000ユーロを超える電信送金について、本人確認の強化等を求める。」ということになっているので,日本政府はこのタイムテーブルにぎりぎり間に合う形で法制を整えたということになります.([政府はできる限り]外圧に抵抗[サボタージュ]した?)
外務省の説明によると,「FATF(Financial Action Task Force on Money Laundering)は、1989年のG7アルシュ・サミットにおいて、マネーロンダリング対策の推進を目的に招集された国際的な枠組みであり、現在では、マネーロンダリングに加え、テロ資金供与に関する国際的な対策と協力の推進にも指導的な役割を果たしている。活動期間は累次にわたり延長されてきており、2004年2月に開催された全体会合において、2012年まで延長された。事務局は、OECD内に置かれている。」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/m_laundering/fatf.html
FATFが非常に筋の悪い機関であるという私の直感は当たったようだ.早速訪問者がやってきた.前に(2006/5)自転車を盗まれたことがあったが,ログをひっくり返してみるとその数日前に変な男が尋ねてきたという記録がある.一部引用してみよう.
...数日前の午後,「布団の丸洗いサービス」の営業を名乗る薄気味の悪い男が私の部屋を訊ねてきた.私より背が低くずず黒い不健康そうな顔をしていた.どこが薄気味悪いかということは説明し辛いが,ともかくこれは私の直感である.話の内容もさっぱりセールストークになっていない,訳の分からない説明がダラダラと続く.適当に切り上げて男が立ち去った後,窓から見下ろすと小型のワンボックスカーが走り去るのが見えた...
今回もまったく同じタイプの男だ.同一人物ではないと思うがやはりずず黒い顔色をしていた.「廃品回収に来た」と名乗ったが,こちらの顔を見るか見ないかで「棉なんてないですよね,ありませんよね」と分からないことを口走りながらそそくさと退散した,古新聞なら目の前に山のように積まれていたのだが,そちらには目もくれず...ところで自転車の後にも2度盗難にあっている.2度目はポーチ,3度目は財布だ.3度目のときはさすがに警察に届けた.このときの話は抜群おもしろいので書きたかったが,思うところがあって伏せている.いずれにせよ,この件はこれまでで一番リスクが高そうなつまりヤバそうな気配がある.
by exod-US
| 2007-02-20 08:44
| 郵政をユダヤ資本から取り戻せ