
たとえこの地上に一切れのパンを焼く小麦粉すら残っていなかったとしても
たとえこの世界からあらゆる植物の種が根絶やしになって失われたとしても
水という水が干上がり魚たちが身を隠すわずかな窪みすら見つけられなくなったとしても
男一人女一人いれば地上にはなお希望が残り人間の冒したあらゆる過ちと残忍をリセットして
もう一度一から人類の系譜を紡ぎ直すことができるだろう
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2018年 11月 19日
![]() たとえこの地上に一切れのパンを焼く小麦粉すら残っていなかったとしても たとえこの世界からあらゆる植物の種が根絶やしになって失われたとしても 水という水が干上がり魚たちが身を隠すわずかな窪みすら見つけられなくなったとしても 男一人女一人いれば地上にはなお希望が残り人間の冒したあらゆる過ちと残忍をリセットして もう一度一から人類の系譜を紡ぎ直すことができるだろう #
by exod-US
| 2018-11-19 09:04
| 我が命運の尽きる日まで
2018年 11月 19日
静かなる革命2009シリーズが24ページのパンフになりました.
かなり加筆しています.ぜひ一度通してお読みください. タイトルをクリックするとジャンプ(ダウンロード)します(PDF624KB). 筆者への断りなき引用・転載・配布を歓迎します.(馬場英治) このパンフを読むためには Adobe Reader が必要です. ![]() 税制を変えれば政治も変わる 一般取引税を導入して夢のジパングへ 第1章 税率1%の一般取引税を導入すれば消費税増税が不要になるばかりか, 消費税そのものを廃止できる 《コラム》 CLS銀行によって国際金融トラストのモノポリーが完成する 第2章 実施可能な一般取引税の類型としては今のところ電子的実取引税しかない 第3章 一般取引税税率3%モデルのシミュレーション(まとめ) 《 要約 》 全銀ネット上のトランザクション(電子的決済)2500兆円に税率3%の一般取引税(電子的実取引税)を課することにより75兆円の歳入を得ることができる(2008年の税収実績44兆円のプラス2/3倍).徴税課目(税目)を電子的実取引税に一本化することにより,既存国税のすべてを廃止することができる.すなわち,消費税,所得税,法人税,相続税その他もろもろを全廃できる!電子的実取引税は限りなく公正で経済に透明,中立,徴税コストゼロ,脱税ゼロ,政治的特別配慮・特例措置ゼロの超クリーンな税制であり,正常な実物経済の上に構築される超安定なシステムである. この徴税システムを「実取引税」と呼ぶのは課税ベースがほぼ完全に「実物経済(実体経済)」の領域と重なると考えられるからである.我々の「実物経済」は「健全な政府」を支えるのに十分である(それ以外の何を持って支えるというのか?).「実取引税」はこの「健全な政府」が国民に提供する「公共サービス」の原資であり,「実物経済」はそれをくびきとしてではなく共助共生の重くない責務として軽々と担うことができるだろう. ![]() #
by exod-US
| 2018-11-19 08:43
| 静かなる革命2009
2018年 11月 18日
自由貨幣・取り引き税・無利子金融という3つの要素を基底とする経済モデルを考えてみました.政府の発行する自由貨幣と取り引き税は均衡し,中央銀行は貨幣価値がつねに安定していることを前提に,広く国民に開放された有担保の無利子金融を行うというモデルです.企業は株式ないし社債を発行して市場から必要な資金を集めることができます.取り引き税は税率が驚くほど低く,国民経済に対し,完全に中立・透明な理想的な税制です.2003/05/22 馬場英治
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by exod-US
| 2018-11-18 09:13
| 静かなる革命2009
2015年 09月 21日
一昨日(2015年9月19日)日本国平和憲法は死んだ.それはいわゆる大東亜戦争において流された三百五十万の戦没者と一千万アジア民衆の血によって贖われた何ものにも代え難い聖なる章典である.殺したのは独裁者志望の安倍晋三.その祖父はA級戦犯として吊るし首になるところを皮一枚で逃れた引き換えにCIAの協力者となった第56, 57代首相岸信介.日本をエバの国,韓国をアダムの国とする邪宗宣布の公然活動とともにテロ行為をも含む隠然たる活動を日本全土で繰り広げた統一教会の庇護者でもある.中国との揉めごとという撒き餌に誘われてうかうかと国際金融資本・諜報謀略機関の仕込んだ中東戦争の仕掛けに釣られてゆくさまは石油禁輸から日米開戦までの仕組まれた戦争に乗せられてゆく過程に酷似しており,このプチ独裁者の学習能力と責任感の欠如を如実に示すものである.
The other day Japan's pacifist constitution obtained at the expense of more than ten millions people's blood during the so-called "Greater East Asia War" died, i.e. killed by the wannabe dictator Shinzo Abe whose grandfather Nobusuke Kishi, the 56th and 57th Prime Minister of Japan, who barely had escaped from being executed by hanging in Sugamo Prison and turned to an agent of CIA, was known by his patronage to their clandestine/barefaced activities of Unification Church in Japan. BTW I'm the same age as the constitution. Oh yes, I'm 69 years old now and am going on 70. ![]() #
by exod-US
| 2015-09-21 04:37
| 静かなる革命2009
2013年 08月 11日
報道によると茂木経産大臣は8月8日「福島第一の基準値以下の汚染水の海洋放出の検討を指示」したとされる.言語同断だ.ちょうど4ヶ月前の4月8日に東電社長に直接面談して,「海には絶対に出してはいけない。最初の段階から海に出さないためにどうしたらいいか、しっかり考えていただきたい」との強い指示を出したのはどこのどなただったのか?このように方針がぐらつくから誰も政府の言葉を信用しなくなってしまうのではないか?
現在問題になっているのは,地下水位を下げるために原子炉建屋より上手で汲み上げた地下水を海洋放出するという話だ.わたしはこの水を海洋投棄するのではなく,山の上手にディスチャージすることを提案しているが,もしこの地下水がまぎれもなく浄水(飲用可能な水)であることが保証されるのであれば,漁業者を説得することは不可能ではないと考える.しかし,担当大臣の言動がこのように右往左往するようではそれすらも難しいだろう.(実際,漁業組合は大臣にこの水を飲めと要求している・・・当然の要求だ.) 石原環境相と新藤総務相は8日午前首相官邸で会談し,除染や汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設を加速するため,環境省に新たに局長級の統括官ポストを設けることで合意したとのことだ.発令は9月上旬になる.政府がいよいよ本腰を入れて福島第一原発の危機的状況にてこ入れしようとしている姿勢の表れとして(実効性はともかく)歓迎したい.(福島第一20キロ圏内を国立公園化し,中間貯蔵施設などはすべてその区域内に配置するというのが当ブログからのプロポーザルだ.インターナショナルな廃炉技術研究機関なども含まれるだろう.Jビレッジの辺りに『人工環境都市』を構築しそこに研究施設を集中するというのがよい.) 8月9日朝日新聞が一面トップで報じるところによると,「検察当局は東京電力福島第1原子力発電所の事故について東京電力幹部ら当時の関係者全員を不起訴処分にすることを決めた」という.マジあり得ない話だ.これだけの重大事故を起こしながら刑事罰を受ける人間が一人もいないとしたら,『業務上重過失致死傷』と言う犯罪類型はティッシュペーパーの役にも立たないことになる.(自治体が損害賠償の対象として認定した原発災害による死者だけで573名を超える.過去の判例を見るがいい.)しかし,いまここでこの問題に踏み込む余裕はない. (あ,もう一つ思い出した.「7月26日東電は福島第1原発から海への汚染水流出の可能性を公表するのが遅れた責任を取り、広瀬社長と相沢副社長をそれぞれ1カ月間の10%減給、見学執行役員を1カ月間の5%減給とする処分を発表した。」ああ,そうですか・・・わたしの市では「東日本大震災復興に向けた国からの地方公務員の給与引き下げ要求を受け,7月1日~平成26年3月31日までの間,[なんの罪もない]市長・副市長・教育委員長(各10%)および職員(部長・次長7.83%,一般職各級5.83%~2.83%)の給与の減額」を決めております・・・) 事実上汚染水はすでに海洋に漏出している.漏水を場当たりな地盤改良で解決できると考えた手法の稚拙さなどを批判していても仕方ないので(通常そこまで無能力であるとは考え辛いのでむしろ組織的なサボタージュと見る方が合理的である),簡潔に取り得る対策の要点だけを述べることにしよう.ポイントは以下の通りだ.TEPCOが考えている手段と大きな相違はないはずだが,多分力点の置き所(優先順位)が違うと思う.
2011年4月2日東京消防庁レスキュー部隊の献身的な活躍により絶対絶命のクライシスを乗り越えた時点でわたしは「原発危機:福島第一原発水葬までのロードマップ」と題するエントリを起こした.今から2年以上前に書かれた記事である.もう一度読み直してみよう. 地下トレンチは1号から3号までのタービン建屋から海岸線の手前60メートルくらいのところまで伸びている.トレンチの容量は1号が3100トン,2号が6000トン,3号が4200トンあり,それらすべてがほぼ満水状態になっているので,合計13300トンの高濃度汚染水がここに蓄えられている.これから推量されることは,この20日間の連続注水,放水により,原子炉周辺に溢れた高濃度放射性廃水の「ほぼ全量」がこのトレンチに流入していたという事実である. わたしの目には,これはほとんど「奇跡」のように見える.もし,これがなかったらどういうことになっていたか?もしもこのトレンチがなければおそらく太平洋沿岸はすでに死の海と化していたに違いない.これは「汚染水」などではなく,わたしたちの国土と大洋を守ってくれた「神水」と考えなければバチが当たるだろう.《中略》 (この期間私たちは無我夢中で注水された大量の水の行方を考えることもなくただ「炉心を冷却する」という一点に集中していたのである.いや,もちろんまったく危惧していなかったというわけではないが,そのことには敢えて目を瞑って・・・) この1万3300トンの「神水」を少なくとも3度汲み替える必要があるだろう.つまり,少なくとも4万トンの「神水」を蓄えることのできるプールが必要である.《中略》汚染水を保管する容器は何とか確保できたとしてその先を考えよう.直ちにやるべきことはトレンチの水をぐんぐんと引いて容器に移し替えてゆくことである.トレンチの水面が下がれば建屋地下の水も引き,予定した作業が可能になる.《以下,建屋地下をコンクリートで完全に充填し埋め殺す工事の説明》 ![]() (上流地下水の流入を『憎む』のではなく,除染に役立つありがたい『お水』と考えるべきだ.) 海側遮水壁と山側遮水壁が閉合しプラント区画が水系的に完全に締め切られるか,ないし区画内地下水の放射線レベルが許容水準以下になるまではこの水循環・タンク移送は維持される必要があると考える.トレンチを潰すのはいつでもできる(流入のないトレンチは直ちに潰してもよい).それを代用できる工作物をこれから作るのは不可能だ.(流入がある場合は完全に止水するか,トレンチを潰す前に流入水を処理する水路ないし枡を構築する必要がある.) むしろ優先されなくてはならないのは建屋地下の埋め立てである.難工事だが,これができないと遮水壁で囲まれた区画全域は最終的に軟弱な毒沼と化して手を付けることができなくなる.その上をアスファルトで覆い隠したところで(TEPCOがやりそうなことだ)何の意味もない.充填材にはコンクリート系ないし粘土系のスラリー材が考えられるが,バイブレータの使用は必須である.前便では,コンクリート打設用バイブレータを改造して遠隔制御可能とするような方法を提案した.(ちなみに,大成建設が提案しているスラリーウォール工法で用いる掘削機は「チェーンソー」を巨大化したものである) ![]() #
by exod-US
| 2013-08-11 04:24
| フクシマ・サボタージュ
2013年 08月 08日
TEPCOに任せていられないという声が世界中に拡がる中,ようやく政府が本腰を入れて対策に乗り出すことになり,8月7日の原子力災害対策本部会議で平成26年度予算の概算要求に汚染水対策の関連費用(凍土壁建設費300億~400億円の一部)を盛り込む方針が打ち出された.2010年メキシコ湾原油流出事故に際し環境保護派からの突き上げを受けてオバマ大統領が直接イニシアティブを揮った状況に似てきている.
同日,東電は流出対策として準備を進めていた護岸付近での地下水のくみ上げを9日から始めると発表.汲み上げる地下水の量は地盤改良工事完了予定の来年9月までに約4万トンに上ると推定されている.第1原発内のタンクの容量は約26万6千トンで,このうち9日現在で約25万4千トンが使われている.8月5日地下貯水槽からの汚染水漏れが発覚し地下貯水槽の約2万3600トンを6月中に地上タンクへ移送することが決まったため,状況は一気に切迫してきた.東電は敷地南側の森林約10万平方メートルを伐採して30万トン分のタンクを設置することを見込んでいたが,計画を前倒しして9月末までにタンクの貯蔵容量を約45万トンまで増やすこととし,さらに2015年中に70万トンまで増設することを予定している. とりあえずこれで何とかしのげそうな気配になってきた.喜ばしい展開だ.だが,増設できるタンク容量にもいずれ限界がある.最終的には何らかの形で最終処分しなくてはならない時期が必ず来る.米国原発プラント専門家のマイケル・フリードランダー氏は「最終的には汚染水を海に捨てるか、蒸発させるかの選択になるのではないか。[だが]どちらも世論の猛反対を受けるだろう。」と語った.実際スリーマイルでは「汚染水の蒸発処理」を実施しているが,公聴会などでの猛烈な反対の声を押し切っての上だ. 高濃度汚染水からすべての放射性物質を除去する工程は現時点ではまだ確立していないようであるが仮にそれが可能になったとしても,そのプロセスからは低濃度汚染水以上のものを生成することはできないと考えられる.従って,低濃度汚染水を処理する方法を今のうちに確立する必要がある.「海洋投棄」というのは万策尽きたときの最後の手段であり,それ以外に方法がないという「切迫した事態」においてある限度内においてのみ許容されるあくまで例外的な手段であり,それをあらかじめ予定するということはあり得ない.※ わたしは前便で山上の深井戸に低濃度汚染水を高圧注水するという方法を提案した.ウラン鉱は山の産物であるから山に返すのが順当であるというスタンスだ.この方式では「深度地層自体」がろ過装置として機能することを予定している.従って,この深井戸を中心とするかなり広い区画は「生活圏/産業圏」から切り離された(つまりまさしく霊的な)ものでなくてはならない.「東電福島第一を廃棄原発の霊園に!」という当ブログのスローガンにはこのような展開も想定として含まれている.このスローガンを別の言葉で言い換えると,「フクシマ第一20キロ圏を国立公園化せよ!」ということになる.これは必ずしもわたし一人が考えていることではない. 少なくとも森まさこ議員(自民党)には賛同して頂けると思う.平成23年4月26日参院法務委員会の録画ビデオ「森まさこ【20K圏内はご遺体が野ざらしなのを】」をYouTubeで拝聴したところだが,その中で氏は「原発直下の二十キロ以内の立入禁止区域における人的法律関係」に関わる法務省の無策を強く批判しながら,地元被災者の切実な訴えを背景に,「国がその土地を買い上げたり借り上げたりすれば、一時的にでもその被災者に現金が渡ります。 《中略》 やはり二十キロ圏内については特別な立法をしていく、特別措置法でも作っていかなければならないというようなことをやはり対策本部会議で大きな視点でお話合いしていただきたい。」と主張されているからだ.わたしはそこに「血の通った政治家」を発見し,強い共感を覚えた. 国有化というと直ちに「土地の強制収用」などから「三里塚」などが連想されるために,(政治家は)そのような発想を避ける傾向があるのではないかという気がする.むしろこの案は実態に即し事態を早期解決に向かわしめることを可能にする「誰もが喜ぶ」解決策である.(わたしがもっとも懸念しているのは子どもたちのことであり,またその地で食品を生産/消費することの不条理である)加須市に災害公営住宅を設置して集団移住という話も出ているようだが,どこか適所を探して「新都市」を作ることすら可能なのではないかと思う(共同住宅を供給するというのがミニマムな対応策だが,前者の方が都市計画家も喜ぶだろう).復興資金を食い物にするやからが輩出しているようにも伺われるが恥ずべきことである.お金はもっとまっすぐ使うべきだ. 話が横に逸れてしまったが,「汚染水の蒸発処理」というオプションを考えてみたい.もちろんそれができれば蒸気を水に戻して海洋投棄することも可能だ.日本には半導体の製造プロセスなどで使われる「超純水」を精製する技術がある.超純水の精製プロセスで放射性物質を「浄水」レベルまで除去できるのかどうかは分からないが,追究する価値はあると思う.超純水製造プラントには日産数万トンクラスのものもあるというのだから,もしこれを実現できれば汚染水の問題は完全に解決することになる.また,これとは別に「マイクロ波乾燥」という方法もある. 電子レンジで使われているマイクロウェーブは波長に応じて特定の物質(分子)のみを内部から選択加熱することができる.これを応用してマイクロ波加熱によって水分を蒸発させるマイクロ波乾燥と呼ばれる技術があり,食品から建材,廃棄物処理まで工業的に広く利用されているという話だが,使えないだろうか?減圧下でマイクロ波を照射するとより効率的に乾燥が行えるともある.生成されたスチームに放射性物質が混入してしまう場合には,スチーム流の管路を延長してその区間で分別するなどのことは考えられないだろうか?※ もちろん超純水+マイクロ波乾燥という組み合わせも可能だ.研究の余地は十分あるのではないかと思う.研究機関/企業が(共同して)手がけてくれることを期待する.もちろん国はこのような研究開発に対しては惜しみなく資金を供給すべきだ.上記のようなプラントを構築するとしたらすでに今の敷地では足りないと思われる.近隣の山林くらいはただちに買収すべきだろう. ※追記(2013-08-08)旧ソ連崩壊後の2001年に日本はロシアに「すずらん丸」という名前の放射性液体廃棄物処理船舶(はしけ)を提供している.この船は年間7000トンの低濃度汚染水を処理する能力を持っている.すずらん丸は多分処理後の水を海洋に放出しているのではないか?と推定されるが,現在の環境基準で「浄水」として認められるレベルをクリアできているかどうかは疑問だ.処理能力もフクシマで要求させれているスケールとは隔たりがあるが,このとき培われた技術は今後大量の低濃度汚染水を処理するときの技術的なベースになるだろう. ※追記(2013-08-10)超純水の精製プロセスは大雑把に水をろ過する装置と見てよいと思われるが,この装置をスチームを直接ろ過するように改造すればマイクロ波乾燥機の出力を超純水製造装置に接続することができる.スチームのまま処理するというのはスチームが凝結して水に戻り周辺物質を溶融してしまうのを避けるためだ.目標は放射性物質を除去して浄水(飲用に適する水)を精製することだから,ミネラルや塩分などが残るのは差し支えない. #
by exod-US
| 2013-08-08 08:31
| フクシマ・サボタージュ
2013年 08月 07日
昨日書いた内容に従って頭の中で一通りシミュレーションしてみたが,やはりいろいろと問題がある.トレンチはやはり早期に潰すしかない.すでにほとんどの立坑が潰されてしまっているのだから存続させる意味がない.これまでトレンチの汚染水が温存されてきた経緯としては水を収容するプール容量の慢性的不足という問題があったと思う.しかし,この間相当数の大型タンクを準備する手配を積んできているので,その点に関してはもう初期の頃のように頭を悩ませなくてもよいのではないか?トレンチを潰してしまえば大きな問題が一つ解決する.※
トレンチを埋め殺す材料としてはコンクリートということになるが,大成建設が提案したスラリーウォールで使われている粘土系材料はどうだろう?スラリーというくらいだから流動性はかなり高いと考えられる.施工後も上から強い圧力を掛ければ密着性を増すことも考えられるし,クラックが生じてもある程度自己修復性が効きそうだ.水密な土木材料という点に関しては粘土に勝るものはない.建屋地下の埋め立ての材料としてもスラリー充填剤の方が有効であるように思われる.素材の配合・混合率などは実験的に決めるしかないと思われるが,水のように流し込めるというイメージでよいのではないだろうか?もしそれが可能なら建屋地下の埋め立てというこの工事の一番の難所もそれほど困難なものではなくなるのではないだろうか? しかし,コンクリートでは不可というのでもないと思う.コンクリートと言っても多分骨材は入らないからむしろモルタルと呼ぶべきだろう※.素材の配合・混合率は研究の余地があると思われるが,施工的に欠かせないのはバイブレータだ.これを使えばそこそこの工事はできると思う.コンクリート打設用バイブレータを改造して遠隔制御可能なものを作るのはそれほど難しくないはずだ.前便では地下壁に外部から穴を空けて挿入するという手順を想定してみたが,地下に降りる階段があるはずだからそこから,コンクリート圧送ホースとバイブレータを下ろすことはできるだろう.ホースを下ろすところまでは人間がやらなくてはならないかもしれないが,その後は運搬車が離れたところから長いホースをずるずると巻き取るようなことも可能だ. 通常のコンクリートミキサーで粘土スラリーを練るのは無理だろう.粘土スラリーは瓦製造業や窯業で使っているものと原理的には同じだから技術移転が可能だ.改訂版を書いてみよう. 1.海側の汚染地下水水位が上がっている件に関しては既存の井戸から汲み出してタンクに収容するしかない.しかし汲み上げただけの水がすぐに戻ってくるからこの状態を長く続けることはできない.建屋下手の地下水水位を下げるためには建屋上手でも地下水を汲み上げる方がよい.これは結局「サブドレインで水位管理する」ということになるのかもしれない.上手で汲み上げた地下水は浄水と考えられるから山側にディスチャージすることができる.ディスチャージ井戸の吸い込みが悪いときは敷地高台方面に散布するということも認められるだろう.上手サブドレインの地下水がすでに汚染しているときは,さらに上流に逃げるしかない. これは見方を変えれば,「地下水バイパス」のディスティネーションを海から山に変えたものとも言える.工作物の代わりに山という自然物を使わせてもらうという発想だ.汚染水を吸引してしまうリスクがあるが,山を汚す訳には行かないから3系統を輪番とし放射線濃度を監視して安全を確保するというのはよいと思う.つまり,地下水バイパスシステムがそのまま使える. (人工地震を誘発する可能性も考慮しなくてはならないが,山側に1,000メートルくらいの深井戸を掘って余剰水を高圧で押し込むという方法も考えられる.低濃度汚染水の処分に窮したときの一策として研究しておく必要はあるかもしれない.) 2.(地中に直接埋設された)電源管路の点検というのはトレンチの埋め立てと独立に実施されなくてはならない.TSOKDBA氏の緻密な分析から2号機スクリーン前のピットに入っているはずの電源管路の位置が不明という事実が判明している.大震災前に撮影された写真には2号機のスクリーン制御室建屋が映っているが,震災後には跡形もなく消えていて東電提供の地図にも記載されていない.TSOKDBA氏はこれを「福島第一原発2号機の謎」と呼ばれているが,わたしは状況的に「フクシマ・サボタージュ」の一環ではないかという疑念を抱いている. 3.トレンチをすべて埋め殺す.トレンチは暗渠で立坑はすでにほとんど潰されているから構築物そのものは地下に埋設されていて外からは見えない.作業するためにはトレンチの天端をはつって穴を空けるしかない.従って,できることも限られている.トレンチ内には高濃度汚染水が入っているから汲み出してタンクに移送する.外部からまた水が戻ってきてしまう場合,汚染されていない地下水の場合は無視してもよいが,汚染水が浸透しているときにはなんらかの工作を行って(一時的にでも)止める必要があるができない可能性が高い.せめて立坑が残っていればオーバーフローした汚染水の始末を付けることもできたのだが・・・ 埋め殺しは粘土系材料をスラリー状にしたものを流し込むだけでよいが,かなり流動性が高くないと完全に充填することは難しい.複数個所でバイブレータを使うことができればかなり改善されるだろう.乾燥収縮ということがあるから再充填ということも考えられる.むしろ二度打ちした方がよいのかもしれない.トレンチは完全に充填できないとみずみち※になってしまう. 4.建屋地下の埋め殺しは配合モルタルかないしスラリー充填剤をコンクリート圧送機で流し込むことで行う.いずれの場合も「長いバイブレータ」を用いて十分な締め固めを行う.圧送ホースとバイブレータは最初に届く限り一番奥まで押し込み,遠方に配置した運搬機で徐々に巻き取りながら順次打ち込みを行う.圧送ホースの口は高い位置にないと充填できないのでバイブレータより先に引き上げて主に階段の上から流し込むようになる.バイブレータは相当時間を掛けて十分締め固めを実施しながら徐々に移動する. 建屋地下に溜まっている高濃度汚染水は事前に可能な限り汲み出してタンクに移送しておく.水が戻ってきてしまうことは避けられないと考えられるのでコンクリート打設面からオーバーフローする水を収容する水路ないし枡を用意しておく必要がある.オーバーフローした汚染水はタンクに移すか,なんらかの液剤で固化して処分する. 5.工期1ヶ月くらいで∩字型の山側簡易遮水壁を完成させる.鋼矢板を並べて富岡層T3部層泥質部まで打ち込むというだけのものだが多分十分実用になると思う. 6.恒久的な海陸遮水壁を構築する.この工事は上記がすべて「うまく」行っていれば不要になる可能性もある.というか,本来ならそうしなくてはならないところだ.5が完了した時点で一度全体の見直しが必要になると思う. 工事の全体的な進捗を見ていると「燃料棒をすべて取り出す」という目標が果たして実現可能なのかどうか?かなり疑問に思われてくる.4号機からの取り出しは始まっているが,1, 2, 3号機ではいつ着手できるかという見通しさえ見えてこない.燃料棒の取り出しというのはもうあきらめた方がよいのではないか?これはわたしの率直な感想だ. 1号機には一応覆いが被っているとは言え,フクシマから時々刻々放散されている放射性物質の累積量はすでに相当なものになっていると容易に推定できる.もし最初からそうしていれば4機の原子炉は今ごろは大きな塚の下に安置され安らかにまどろんでいたのではないだろうか?この当時日本にはギザのピラミッドないし仁徳天皇稜を構築して有り余るほどの「瓦礫」が存在していた・・・管理区域内には500※を超える遺体がいまだに放置されたままになっていると言われるのに,もう原発の再稼動が既定方針化し始めている・・・ ※みずみちで検索したら「クロスホール透水試験装置」というのが出てきた.大成建設だ.航空宇宙用に開発された超高精度水圧計を採用して観測孔内の各区間での水圧応答を高精度に観測.得られた水圧応答をもとに,「みずみち」 の分布や透水性を解析するというシステムだ.こんなものがあるというのになぜ使われなかったのだろう? ※訂正(2013-08-08)5000を超える遺体→500を超えるに修正した.立ち入り禁止区域内に野ざらしになっているご遺体に関しては共同通信が2011年3月31日に発信した『20キロ圏に数百~千の遺体か 「死亡後に被ばくの疑い」』という記事があるだけで,その後は完全に情報が途絶えている.この数字は福島県警からリークされたものと思われるが,5000という数字は「数百~千」を「数百~数千」と読み違えたものと思われる.平成23年の警察白書には,平成23年4月7日から10-20キロ圏を捜索,4月14日から10キロ圏を捜索し,6月20日現在で355遺体を収容したとの記事がある.平成24年度版白書では1名増えて356体となっている. なお,2012年2月5日のDAILY YOMIURI ONLINEには,「原発関連」として死者573人,保留29人という数字が挙げられている.これは賠償金の支払い対象として災害関連死が認定された死者の数字である.計748人の認定申請があり,申請が受理されて審査を受けた634人のうち,不認定28人,書類不備4人,保留29人となっている.まだこのほかにも東電社員を含めかなりの数の作業員が亡くなっていると考えられるので,WIKIなどで「原発関連の死亡者はいない」などとしているのはまったくの誤りである.(この記事の日本語版には同じ数字が取り上げられているが,原発関連災害という事実は隠蔽されている.) ※追記(2013-08-11)均一で緻密なコンクリート塊を作るために骨材を入れないという工法を考えてみたが強度的な問題がある.モルタルだけでは地震などで大きなクラックが生じることを避けられない.かなり大きい空間を充填する必要があるので骨材を混入することは必須と考えられるが,この意味ではむしろ粘土系材料をスラリー化したものの方が優れていると思う. ※追記(2013-08-11)2年前の記事を読み直してみたが,トレンチを潰すのはやはり最終工程とすべきだ.流入のないトレンチはいつでも潰すことができるが,流入水がある場合は漏水箇所を完全に止水するか,ないしそれがトレンチに入らないようにバイパスする水路ないし枡を作らなくてはならない.少なくともトレンチの滞留水を3回汲み替える必要があるというのが本ブログの当初からの提案であり,かつ最終結論である.⇒参照:原発危機:建屋内地下水流入抑制対策工事の工法に関する私見 《トレンチの汲み上げを急げ》 #
by exod-US
| 2013-08-07 03:18
| フクシマ・サボタージュ
2013年 08月 06日
[東京 5日 ロイター] - 原子力規制庁の金城慎司・東京電力福島第1原子力発電所事故対策室長は5日、東電(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原発の放射能汚染地下水について、同社が汚染水の流出を防ぐために設けた地中の遮水壁を上回った可能性があると述べ、「緊急時」との認識を示した。金城室長はロイターに対し、汚染された地下水は法的基準を超えて海に流出している可能性が高く、東電の地下水くみ上げ計画は一時しのぎにすぎないとの見方を示した。また、汚染地下水が遮水壁を上回った可能性が高く、地表に上がってくる可能性を否定できないと述べ、現在は「緊急時」と指摘した。
報道によると原子力規制委員会委員長は,「汚染の濃度が低いものは海に捨てられるようにしないといけない」と述べたとのことだが見識を疑ってしまう.あるレベル以下の汚染水が排出できるというのなら何の苦労もいらない.単純に水で割ってやればよいというだけの話だ.無尽蔵と言ってもよい海の水を使えばいくらでも希釈することが可能だから,原理的には無制限に放出できることになってしまう.「海に放出した場合の影響や風評被害については今後、考えていく」との発言に至っては無責任きわまる暴言と言うしかない. わたしは2011年4月6日に2号機取水口付近で発生した高濃度汚染水の流出が止まったのを見届けて何とか緊急事態だけは切り抜けることができたと判断し,その後はほとんどネット情報にもアクセスせず世俗から遠ざかる日々を過ごしていたが,まさかこんなことになっているとは…情報を整理している時間はないので以下に緊急対策のポイントのみ記すことにする. 1.2011年7月22日東電が発表した「海側地下水および海水中放射性物質濃度上昇問題の現状と対策」の資料E「地下水の放射性物質濃度の測定結果」で見る限りは地下水の計測値が告示濃度を超えているのはNo.1, No1-2~1-4の5地点でいずれも1号機スクリーンと2号機スクリーンの中間区画と見られることから,これらの地下水観測孔を使って地下水を汲み上げ,トレンチに還流させる.これ以外の危険点がある場合には同様の措置を取る.⇒これにより海面近くの地下水面が下降し汚染水が地中の遮水壁を超える事態を暫定的に回避することができる.ただし,これはあくまで時間稼ぎだ.(薄まってしまうので水管理上不利になる) 2.これまでの経緯から推定して高濃度汚染水が漏出している経路はトレンチではなく地中に直接埋設されている電源管路である可能性がもっとも高いように思われる(この推定はTSOKDBA氏の緻密な分析に依拠するものである).これらをすべて掘り起こして(疑わしい箇所について)総点検し止水する.(図面は当てにならないので現物で追いかけるしかない.) 3.水仕舞いを手抜かりなく行うためには(表流水,伏流水,地下水を集めるための)何らかの「閉水路」が必要である.新たな工作物を作るのが限りなく困難な状況下では既存の「トレンチ」をそれに当てるのが順当であるから,本来であればトレンチと立坑の埋設は最終段階に行われなくてはならないと考える.確かにトレンチを埋め立ててしまえば見た目にはかなり片付いたように見えるからその誘惑に乗るのは容易いが,それでは患部が全身に転移して手が付けられなくなることを懼れるからだ. もしトレンチの埋め立てを行うとすれば,少なくとも以下のルールは厳守されなくてはならない. トレンチ埋め立て工の施工基準:トレンチの埋設を行う場合には,まず完全に排水(プール/タンクに移動)して漏水箇所を確認し,その箇所を「完全に止水」してからでなければ埋め立てを行ってはならない.(わたしはこれを実施することは技術的・作業安全的にかなり難しいのではないかと推定している.もしそれが可能ならば水処理問題はすでに解決している)水中で硬化するコンクリートなどを用いて「とりあえず埋め殺すこと」は可能であっても,絶対にそのようなことを行ってはならない.いよいよ汚染水がどこに行くか分からなくなってしまう. ここまでが(海面への流出を食い止めるための)応急措置である.次に行うべきことは建屋地下の埋め殺しである.これを実行しない限り汚染水の際限のない増加を食い止めることができない.これを実施しない限りこの難事業のブレークスルーを見ることはできないと思う.わたしはこの作業はとっくの昔に終わっているものと思っていたのだが・・・確かに建屋に接近することもできないような状況でそれがどれほど困難なものであるかは想像に難くないが,にも関わらず随所で貫通部の止水などを試みている状況からして,絶対不可能というものでもないのではないかとも思う.というか,それを決行するしかない.(指名されれば行きますよ,作業員として) 4.建屋地下を埋め殺すためには,①地下の壁に貫通する穴を空ける(エア抜きの穴も必要),②コンクリート圧送ホースをできる限り奥まで挿入する,③ホースを徐々に引き抜きながらコンクリートを圧送する,の3段階の作業が必要と考えられる.建屋地下の壁に穴を空けるためには塹壕のようなものを掘って機械をそこに設置する必要がある.もし,可能ならば①~③の作業をすべて自動化するような機械を開発したいところだが,遠隔から操作できるような長いドリルのようなものを用意するのはそれほど難しくないのではないだろうか? この工程である程度空隙が生じてしまうことは避けられない.しかし,これが実施できればその効果はおそらく期待以上のものがあると思う.建屋地下を埋め殺した後なら貫通部に残余した空隙の後処理などもずっと容易になるのではないかと思う.残った空隙が十分小さいと仮定すれば場合によっては目止め剤(グラウト)のようなものを冷却水に混入するなどのことも考えられる.(ただしこれは格納容器の底が抜けているような場合でなければあまり効果がない) この段階まで来れば,上記の「トレンチ埋め立て工の施工基準」を踏まえてトレンチを潰すことも十分可能になる.以下抜本対策を考える.(もし,ここまでのステップで高濃度汚染水の漏水を完全に止めることができていれば,すでに地下水の流入問題は解決しているのだが・・・) TEPCOは以下の2項目の対策を提出しすでに実施プロセスに入っている.①地下水バイパス,②サブドレンによる水位管理.わたしはこれらの対策はほとんど無意味ないし実施困難と考える.いまその理由(連通管の原理など)をここで説明する紙幅はないが,4月に緊急に立ち上げられた「汚染水処理対策委員会」でも同様の判断に傾いているのではないか?という気がする.というのは,5月30日に公開された「地下水の流入抑制のための対策」では,「東京電力が取り組んでいる地下水バイパス、建屋近傍のサブドレンによる水位管理等の対策が十分に機能しないリスクに備えた対策を講ずるべきである。」としているからだ. 汚染水処理対策委員会はTEPCO(および多分原子力規制委員会)の顔を立てて,「上記[東電]の対策に加えた抜本策の柱として、プラント全体を取り囲む陸側遮水壁を設置すべきである。」とした.陸側遮水壁の工法としては①凍土壁,②粘土壁,③グラベル(砕石)連壁の3種が検討され,鹿島建設が提案する凍土壁工法が採用された.わたしは基本的にこの方向性に賛同するものではあるが,グランドデザインとして「ドライアップ」という考え方を提示しておきたい.ドライアップというのは基本的に敷地全体を干し上げるという考え方である.(このアイディアはプラント敷地の地勢図特に透水層を含む地層図を見ることによって始めて可能になる.) 山側で汲み上げた地下水をバイパスして海洋に排水するという方式は漁民たちの強い反発を食らっている.地下水の汚染が疑われるためだ.TEPCOは対策として3系統の排水系を用意し,それらを輪番で放水することにより放射線レベルを監視する時間制御が可能であるとしている.しかし,それでも疑念を100%払拭することは難しいだろう.この装置はこれから10年,20年,30年という長期にわたって運用し続けなくてはならないという宿命にあるからだ. 5.もっとずっとシンプルな方式がある.敷地の山側を遮水壁で∩字型に取り囲めばよい.このイメージにやや近いのは大成建設が提案した遮水壁のデザインだ.大成建設の提案は外国製の特殊な掘削装置を使ってスラリーウォールを地中に構築するという方式だが,本提案は工事期間の最短化を眼目とし鋼矢板を打ち込むだけの簡易工法とした.仮に水密な陸側遮水壁ができたとするとその内部は一種のプールのようなものになる.このプールの形状はできるだけ単純なものでかつ山側に凸であるようなものにする必要がある.山側から遮水壁の境界外側を流れ下る地下水流をできるだけ速やかに海に落とすようにするためだ.遮水壁面を山側の勾配に対し垂直な平面にするのは極めて危険だ.遮水壁面が「ダム」になってしまうだろう. 仮に「地下水バイパス」工事を実施したとしても,それが効果を現すまでには(地下水の流速を考えると)かなりの時間がかかるのではないかと思う.TSOKDBA氏はALPS(多核種除去設備)の稼動が遅れている件に関し,「部分最適を求めるのではなく全体最適を追究すべきではないか?」と提言されているが,わたしも同意見だ.まず,上記のような遮水壁を「鋼矢板」(のみ)で可及的速やかに構築するというのが最善なのではないかと考える. この「遮水壁」で囲まれたプールの敷地面の降水量と蒸散量が長期的にはほぼペイすると仮定してもそれほど無理ではないとしてよいだろう.注水冷却システムの水循環が完全な閉鎖水系になっているとすれば,あとはプール内に滞留する地下水の始末だけになる.地下水系は山側から海側に向かう勾配を持っているので海側遮水壁が完成していない段階では海側に流出することになる.また,海側遮水壁が完成した暁には海側に溜まって地下水面を上げることになると推定される.この水は海側で汲み上げて山側でディスチャージするのが適当である.完全にドライアップするということはないとしても,この方式を「塩田工法」と呼ぶのは必ずしも不適切ではない.塩田工法は即行で実施できるというのが最大の利点である. (海側で汲み上げた地下水を山側でディスチャージするためには原則としてその水の放射線濃度が基準以下であることを要する.それを超える場合にはトレンチに戻すことになる.これはサブドレインなどを使って汲み上げた場合などにも適用される.逆に言えば,トレンチを潰すことができるのは海側で汲み上げた地下水の濃度が規定値を下回る状態になった場合と言ってよいだろう.もしあらゆる可能な方法を試みてその条件を満たすことができない場合には,全周的に閉じた遮水壁によってプラント内の地下水を完全に遮断するというのが唯一の選択肢になる.) 6.恒久的かつ完全に閉合した海・陸遮水壁を構築する.「凍土壁工法」はとてもチャレンジングな方法でわたしも支持したいが,まだ未解決の課題が残っているのではないかと思う.その意味で他の方式との併用ないし切り替えということもある得るかもしれない.もし,これ(凍土壁)が現実化可能であるとすれば,その技術を応用して建屋全体を凍結管で囲み原子炉自体を凍結してしまうということすら考えられるのではないだろうか? 清水建設の提案書にある,「施工可能で対策効果の大きい箇所から、その場に適した対策工を組み合わせて実施し、その対策効果を評価した上で、さらに範囲を広げる、追加の対策を実施する等の次のステップに進む」というのも重要なポイントだ.場当たりのように聞こえるかもしれないが,一つづつ潰してゆけばそれだけ作業環境も向上する.これは現場を知る人間の知恵であると思う.ともかく日本国の総力を挙げてこの難事業を成し遂げるしかない. とりあえず思いついたところを記した.何かしらご参考になるところがあれば幸いである. (今日はここまで.ご要望があれば後から図版を付けます・・・) #
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| 2013-08-06 11:16
| フクシマ・サボタージュ
2013年 06月 06日
【追記,2007-07-21】ロイターが21日伝えるところによると,日本政府は柏崎刈羽原発事故原因究明のための国際原子力機関(IAEAの)調査団受け入れを拒否した.
経済産業省原子力安全・保安院は22日,IAEAによる新潟県中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発の調査の申し入れを一転して受け入れる方針を決めた.これに先立ち泉田裕彦新潟県知事はIAEAの調査を受け入れるよう政府に文書で要請した. 〔共同通信動画ニュース〕柏崎刈羽原発で1メートル超す陥没も 2007年7月16日10時13分ごろ新潟県上中越沖を震源地とするマグニチュード 6.6の地震が発生した.震央は北緯37度33.4分,東経138度36.5分,深さ10km,震央から発電所までの距離は約9キロだった.3年前の2004年10月23日には,新潟県中越(北緯37度17分,東経138度52分,深さ13km,震央から発電所までの距離は約28キロ)で最大震度7,マグニチュード6.8の地震が発生している.原子力委員会が定めた発電用原子炉施設の耐震設計審査指針では直下型地震の規模をマグニチュード6.5と想定している.日本政府と原子力委員会は,2004年にすでにこの耐震基準を上回る規模の地震が発生していたにも関わらず,対策を怠って国民を重大事故発生の危険に曝してきた.今回の地震ではついにIAEAが,「事故調査に協力する用意がある」という婉曲な表現ながら,直接調査に乗り出す姿勢を示した. ![]() 写真はAP:地震で傾いた鉄塔,手前地面にはクラックが走っている. チェルノブイリ級の事故が発生してもなんら不思議ではない. More #
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| 2013-06-06 02:59
| フクシマ・サボタージュ
2013年 06月 06日
※参照記事:真実を探すブログ:【不正選挙疑惑】「ムサシ」は投票機器からスタッフ派遣まで独占状態!ムサシとロックフェラー家の意外な関係など!※
【EVS電子投票普及協業組合】ホームページ http://evs-j.com/ 【引用者注】 この記事はすでにこのホームページから削除されている. 下記のアドレスはグーグルのキャッシュに残っていたものである. http://66.102.7.104/search?q=cache:7Ba-K6I6PzMJ:www.evs-j.com/toppage.htm+%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E9%9A%86%E7%BE%A9+%EF%BC%A5%EF%BC%B6%EF%BC%B3%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%8A%95%E7%A5%A8%E6%99%AE%E5%8F%8A%E5%8D%94%E6%A5%AD%E7%B5%84%E5%90%88%E7%90%86%E4%BA%8B%E9%95%B7&hl=ja More #
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| 2013-06-06 02:17
| 不正選挙とムサシ電子投票機
2011年 04月 07日
1978年(昭和53年)の宮城沖地震のときわたしは仙台で大工をやっていた.大工を始めて5年目,ようやく一人前の職人として認められるようになった頃だ.地震発生は17時15分,マグニチュード7.4という大きなものだった.そのときわたしは仙台市内の建前(たてまえ)を終えたばかりでまだ外も囲っていない木造2階建ての現場にいた.その建物は入母屋(いりもや)造りの純日本建築だったが,建坪50坪ほどあり民家としては大きい部類に入る.
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| 2011-04-07 20:09
| フクシマ・サボタージュ
2011年 04月 06日
おめでとう!やったね.
![]() 汚染水の流出止まる 福島第1原発2号機 2011年4月6日 06時52分 http://www.excite.co.jp/News/science/20110406/Kyodo_OT_MN2011040601000068.html 福島第1原発2号機の取水口付近で高濃度の放射性物質を含む水が海に流出していた問題で、東京電力は6日、薬剤注入の結果、同日未明に流出が止まったと発表した。 More #
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| 2011-04-06 04:24
| フクシマ・サボタージュ
2011年 04月 05日
東日本大震災発生から25日目の4月3日東京電力は集中環境施設(低レベル放射性廃液処理施設)のプールなどに保管された11500トンの大量の放射性汚染水の海洋投棄作業を開始した.①これは明確な国際条約違反である.②この作業を緊急避難的已むを得べからざるものとする東電の弁明はまったく非科学的なものであり,筋が通らない.
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| 2011-04-05 22:23
| フクシマ・サボタージュ
2011年 04月 04日
今日は不覚にも深寝してしまった.パソコンの前に座ったら,低レベル放射性汚染水の海洋への意図的放出が始まっていた.予定していたメガフロート(1万トン)の手配が遅れるためと説明しているが,真っ赤な嘘だ.海に捨てるくらいなら,なぜその水を注水用の原水として使わない?現在高レベル放射性汚染水の水量が増えているのは,原子炉圧力容器に水漏れがあるため外部から調達した用水をポンプで注水しているからだ.現在海洋投棄している低レベル汚染水をこの注水用の原水として用いれば,全体としての水量はまったく変化しないで現状を維持できる.外部から水を持ちこまない限り水の量は増えも減りもしない!
現在海洋に投棄されている低レベル放射性汚染水は集中管理施設のプールにあった1万5千トンだが,3月2日からこの水は4号機タービン建屋地下1,2階に移す作業が行われていた.4号機タービン建屋地下はタンクとして設計されたものではないが,水密であるから水を溜めることができる.4号機建屋地下は3万トンの容量があり,現在海洋に排出しようとしているすべての低レベル放射性廃水を収容してもまだまだ余裕がある.東京電力・安全保安院はただちに低レベル放射性汚染水を海洋に放出する意図的な犯罪行為を停止すべきだ. ![]() #
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| 2011-04-04 22:23
| フクシマ・サボタージュ
2011年 04月 03日
今日で震災発生から25日目,1号機の爆発から数えても24日が経過したが,事態は概ね前回のエントリ『原発危機:福島第一原発水葬までのロードマップ』に示した方向にゆっくりではあるが動き始めた.この記事の中で「海面に向かっている冷却水の取水口と排水口は完全に閉鎖しなくてはならない.この水路系の放射線レベルを測定すれば,表流水ないし雑排水系から放射性汚染水が流出している箇所を特定できるだろう」と述べているが,2日になって取水口付近のピットに20センチメートルの亀裂がありそこから高濃度放射性汚染水が流出していることが発見された.ピットにコンクリート投入という応急措置が取られたが漏出は止まらなかった.
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| 2011-04-03 23:20
| フクシマ・サボタージュ
2011年 04月 02日
東京消防庁ハイパーレスキュー隊員を始めとする数多くの自らの命を顧みない無名の人々の献身により,第一の危機は乗り越えることができた.危急の事態に「圧倒」される初期状態からぎりぎりのところで巻き返しに転じ,何とか事態をコントロールできる可能性が芽生えてきた.全世界の注視を浴びる中でここまで踏ん張ることができたことを日本国民の一人として誇りに思う.しかし,依然として前途は多難であり,楽観は許されない.
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| 2011-04-02 00:40
| フクシマ・サボタージュ
2011年 03月 30日
時間がないので要点のみ.これは阿修羅♪掲示板にめちゃホリディさんが投稿した3月29日の記事『福島原発事故、周辺の地下水や海「著しい汚染」の恐れ=科学者団体』に,匿名の読者が付けたコメント(下記)に対する応答である.タンカーを横付けにするという提案に関しては国土交通省が「タンカーを原発に横付けにするのは難しい」という理由から難色を示した.
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| 2011-03-30 14:45
| フクシマ・サボタージュ
2011年 03月 23日
計画停電の真っ暗闇の中で炊事場に立ち食器を洗う.わたしの母は晩年になって失明したので最初は大変だったが,やがて手探りで何でも一人でできるようになった.それに比べれば真っ暗とは言え多少の明かるみもあり,思ったよりも難しくなかった.
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| 2011-03-23 04:10
| フクシマ・サボタージュ
2010年 07月 09日
投票日まであと2日.土曜の夜は気分を変えてドキュメンタリーなどで過ごされてはいかが?
政府は2010年3月12日の閣議で,殺人など最高刑が死刑の罪の時効(25年)を撤廃し,傷害致死罪などその他の人命を奪う罪の時効を原則2倍に延長する刑事訴訟法の改正案を決定した.わたしはこのような「目には目を」的報復主義的考え方をあまり買えない.ある一定の合理的な時間の経過によって「いかなる罪」も免責されるというのは,人類が獲得した集合的叡智のひとつに数えられるのではないかと考えるからだ.(旧約聖書には過失によって人を殺めてしまった者が復讐から逃れて安全に住むことを許された『逃れの町』の仕組みが記されている.) More #
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| 2010-07-09 09:19
| エクソダス2005始動宣言
2010年 07月 01日
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by exod-US
| 2010-07-01 15:15
| エクソダス2005始動宣言
2010年 06月 29日
銀行を始めとして多くの有力企業がすでに外資に50%以上の株を握られている.これがグローバリズムだ(移民の問題はここでは触れない).しかし,これらは基本的に売買であり,相対的な取引であるから,(市場経済システムのもとでは)一概に否定することは難しい.手放したものはいつか買い戻すこともできるだろう.しかし,一度出て行ったら2度と戻ってこないものもある.たとえば,国債がそれだ.あるいは国民金融資産の大きな部分を占める郵政資金である.これらは国富の一部であり,それらが出てゆくことは国土を切り売りすることにほとんど等しい.
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by exod-US
| 2010-06-29 10:07
| エクソダス2005始動宣言
2010年 06月 29日
比例代表の方のリストも一応仕上がったので「参考リスト」として公開します.コメントは後から付けます.☆は「5・27普天間問題緊急声明」に連署した民主党改選議員,◎はわたしの視点から,絶対に落としてはならない候補者(大門実紀史:共産,保坂展人:社民)です.
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by exod-US
| 2010-06-29 04:23
| エクソダス2005始動宣言
2010年 06月 27日
※2010-06-29 すべての項目で「無回答」をランクCにつけ直した.
(当初採点では9条改憲と消費税ではBに区分していた.) 各選挙区に「定数」を表示した. 定数3以上の選挙区で推薦護憲候補者数を(可能なら)3まで増やした. 選挙区情勢を多少加味して,マーク(推薦優先順位)の付け替えを行った. More #
by exod-US
| 2010-06-27 09:57
| エクソダス2005始動宣言
2010年 06月 27日
雨も降っているし期日前投票も始まったので,投票して「さっぱり」して来ようと思ったのだが,はたと困った.誰に投票したらいいのだろう?というか,まだ自分の選挙区の候補者の名前も知らない.まして,それらの人たちがどのようなことを主張しているのか具体的な情報がほとんどない.安倍政権に止めを刺した2007年の歴史的な参院選挙では,「反戦な家づくり」さんが有志ブロガー87名の賛同を集めて最初に全候補者への公開アンケートという作業に着手された(今回選挙の分もすでに始まっている).わたしも後からその戦線に参加して3本の推薦候補者リストを独自にまとめた.今回の選挙は立ち見のつもりでいたが,自分の期日前投票の参考として漁ったものが一通りまとまったので公開することにした.日本で最大の政治党派は民主党でも小沢グループでもなく,『無党派』であることをもう一度確認しておこう.
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by exod-US
| 2010-06-27 06:54
| エクソダス2005始動宣言
2010年 06月 16日
![]() 前半部を書いているときにはまだ質問の趣旨をよく把握していなかったため,多少的外れなところがあるかもしれない.後半部では,質問の趣旨を「全銀ネット上のトランザクションには,銀行から企業への融資,個人への貸し出し,あるいは消費者金融からの借金などの金融取引が含まれているのではないか?これによってトランザクション総量が膨張し,見かけ上の取引高を大きくしているのではないか?」と理解した上で,それについての回答を試みた. 非常に本質的な鋭いご質問であると思う.前半部はコメント欄でのレスの転載だが,一部加筆している.本エントリでは電子的実取引税制のライフサイズ(等身大経済)原則に従い,すべての金融取引を非課税とすることを改めて確認した.大方のご批判を仰ぎたい.(馬場英治) More #
by exod-US
| 2010-06-16 02:45
| 静かなる革命2009
2010年 06月 13日
普天間移設問題で迷走し,沖縄全島住民の願い,日本国民の期待に背いて自民党原案に舞い戻った鳩山連立内閣は,国民の信頼を失ってもろくも座屈した.その背景には改選期を迎え「これでは選挙を戦えない」という危機感を抱いた民主党参院側からの突き上げがあった.これを引き継ぎ2010年6月4日民主党両院議員総会で党代表に選出された菅直人は衆参両院で首班指名され第94代内閣総理大臣に就任する.これにより20%まで落ち込んだ民主党支持率は著しい改善を示し,V字を描いて急上昇した.首班指名から組閣まで土日を挟んでもわずか4日間と迅速にことは運んだ.しかし,内閣の顔ぶれを見た支持者は一様に首を傾げた.
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by exod-US
| 2010-06-13 00:27
| 静かなる革命2009
2010年 05月 08日
![]() レコードを記録した正確な日付は分かりませんが,今日現在の来訪者カウントが301,252人であることと,先々週の平均来訪者数が1日53.7人であることから逆算して,23日ほど前つまり,4月15,6日頃ではないかと推定されます. More #
by exod-US
| 2010-05-08 04:44
| 我が命運の尽きる日まで
2009年 09月 15日
空っぽの飯茶碗とてんこ盛りの丼とどちらが好きですか?
参考図版:国民経済空っぽの飯茶碗―『静かなる革命2009』付録図版 金融経済20000兆円は空っぽの器である. 「金融立国」などという言葉に惑わされてはならない. 健全なる財政は実物経済の上に構築されるべきである. More #
by exod-US
| 2009-09-15 19:08
| 静かなる革命2009
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